家電、電気代がかかるランキング!からの節電対策

コロナウイルス感染症拡大の影響による外出自粛による巣ごもりもあり、各家庭の電気代は軒並み上昇している状況です。そのため、「どうにかして電気代を節約しなければ」と日頃からの節電に取り組み始めた方もいるでしょう。

しかし、節電は素晴らしいことですが、何の根拠もなく単に使用量を抑えることに徹しているだけでは勿体ないです。電気代節約の抜本的な改革のために、まず知るべきなのは「それぞれの家電がどれくらいの電力を消費するか」です。今回は電気代が高い原因となる家電や電気代を下げるのに効果的な方法を紹介します。

【2021年最新版】電気代が高い家電ランキング

電気代を抑えるためには、まずそれぞれの家電にどのくらいの電気代がかかっているかを把握することが先決です。日々の使用ではかかる電気代は微々たるものかもしれませんが、“チリツモ”で考えれば意外とかなりの電力を消費している家電もあるでしょう。

では実際にどのくらいの電気代がかかっているのでしょうか。経済産業省が発表した「省エネ家庭用性能カタログ2020年版」をに、HTBエナジーで算出した年間電気代が高い家電ランキング10を紹介します。

1位エアコン
16,000円~52,000円
2位洗濯乾燥機
5,800円~21,000円
3位食器洗い乾燥機
15,000円
4位冷蔵庫
6,700円~9,300円
5位照明器具
2,500円/1台
6位テレビ(4Kテレビ)
2,100円(3,600円)
7位アイロン
2,300円
8位炊飯器
2,200円
9位ドライヤー
2,000円
10位電子レンジ
1,600円

※参考:経済産業省「省エネ家庭用性能カタログ2020年版」

電気代が高い家電トップ3位は、エアコン、洗濯乾燥機、食器洗い乾燥機でした。これらは使用時の消費電力が非常に高く、なおかつ使用時間が比較的長い家電が挙げられます。電力消費が大きいことで知られるドライヤーが意外と低い順位だったのは、使用時間が短いからです。その一方で冷蔵庫は、通電時間の長さからトータルで見た電気代が高い家電にランクインしています。

使用方法はさまざまですが、いずれの家電においても電気代を節約するためには使い方を見直す必要があります。特に古くなって稼働効率が悪い家電の場合は、節約効果が高いエコ家電への買い替えも視野に入れたほうが良いでしょう。

では家電を根本的に見直し、エコ家電への買い替えを実践した場合には、どれくらい電気代を節約できるのでしょうか。また、買い替えには安くない費用がかかるだけに、節電でその分を取り戻したいところです。電気代を下げるためには、普段からどんな心がけをすれば良いでしょうか。

電気代を下げるためにできる工夫3選

高騰する電気代への対策としては、家電の買い替えは大きな契機となるはずです。ではその他にもどんな手立てがあるでしょうか。電気代を下げるためには主に「プチプラ家電の導入」「使用時間帯の工夫」「最新型の省エネ家電への買い替え」の3つが挙げられます。

その1:プチプラ家電の導入

省エネ効果があるプチプラ家電の導入は、購入費用と電気代の両方のコストカットが期待できます。しかし、相場に比べて値段が安すぎる家電は警戒したほうが良いでしょう。早期故障や不具合発生のリスクも高まります。ネットの口コミなど、ユーザーの評判も踏まえたうえで購入しましょう。

その2:使用時間帯の工夫

電気代は使用する時間帯によっても異なるので、電力需要が少ない夜などに効率的に家電を使用することで節約が期待できます。電気代が安い時間に生活形態を合わせる努力は必要ですが、特に一戸建てに住み、夜間にまとめて家事を行う共働き家庭の場合はお得でしょう。しかし、一方で日中の在宅時間が長い家庭や、夜間の家電集合住宅に住む家庭の場合は難しいこともあるので注意が必要です。

その3:最新型の省エネ家電への買い替え

比較的電気代を下げるうえで有効なのが、最新型の省エネ家電への買い替えです。例えば、10畳用のエアコンを2008年型から2018年型に買い替えた場合、年間の電気代は約1,000円下がると言われています(※環境省運営サイト・しんきゅうさんより)。しかし、エアコンなどの大型家電は数十万円もかかるものもあります。そのため、初期費用を電気代節約によって取り戻すには長い時間がかかります。

もう1つの選択肢は「電力会社の変更」

電気代を下げる方法は、効果的ながら一方でデメリットもありました。「デメリットなしで電気代を下げる方法はないのか?」と思った方も多いでしょう。実はもう1つ電気代を下げるための選択肢があります。それが「電力会社の変更」です。

電力会社を変更する最大のメリットは、電気代がお得になる電力プランに切り替えられるうえに、毎月の基本料金や従量課金を継続的に抑えられること。毎月必ず発生する基本料金が安くなれば、自動的に毎月一定額の電気代をコストカットできます。また、電力使用量によって請求金額が変わる従量課金も、我が家の生活形態に合った格安な電力プランがある電力会社を選べば、従来と同じように電気を使いながら毎月の電気代を継続的に下げられてお得です。

「電力会社の変更手続きは面倒じゃない?」と思う方もいるでしょうが、その点は心配ありません。現在は多くの電力会社が変更手続きを簡略化しています。申込手続きも以前利用していた電力会社との契約解除も簡単にでき、申込完了とともに電気代が下がる会社もあります。「現在の電力会社の電気料金が高い」「我が家の生活形態に合ったお得なプランがない」などの悩みを抱えている場合は、ぜひ電力会社の変更を検討してみましょう。



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